重曹やバナナでホワイトニング?本当に自力で歯を白くできるのか

10代の人たちには分からないかもしれませんが、『芸能人は歯が命!』なんてフレーズが昔流行ったことがありました。これは歯磨き粉のCMで使われたキャッチフレーズなのですが、テレビに出る芸能人はきれいで白い歯が命であるという意味です。

今テレビをつけて見ていただくとわかりますが、本当に芸能人はほとんどの人が真っ白できれいな歯をしています。やっぱり見た目もいいですし何よりも清潔感を感じますよね。逆に普通の歯が真っ黄色に見えてしまうほどです。

歯の白い女性

これはほとんどの芸能人が歯医者さんなどでホワイトニングをしているからであって、まず自然のままの白さの人というのはいないと思っていただいて結構です。高校生タレントや20代くらいまでならば自然な白い歯の人もいるでしょうが、ホワイトニングをしている人は不自然なほど白いので見ればすぐにわかると思います。30歳や40歳を過ぎても全く黄色味のない人などは間違いありません。

この白さを私たち一般人が真似しようとしても、芸能人と同様に歯医者さんに行って施術してもらうしかありません。裕福な人であれば構わないでしょうが、一般の人には値段が高くなかなか手が出しづらいというのが正直なところではないでしょうか。

そこで気になるのが自力で歯を白くする方法になりますが、ネット上にはたくさんの情報が乱立しているためどれが効果的な方法なのかがわかりにくいと思います。

ということでいったいどれが本当に歯を白くできる方法なのか、そもそも白くなる効果や根拠はあるのか、そして歯が黄色くなる原因についても追求していきます。

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なぜ歯は黄色くなる?主な原因とは

人の歯は生まれて初めて生えてきた頃は、当然ですがほとんどが真っ白な状態です。小学生頃になって永久歯に生え変わった時も同様で、黄ばみはほとんど見られません。しかし加齢とともにどんどん白さは失われていき、ひどい場合は真っ黄色に見えるほどに着色してしまいます。

まずはその主な原因を確認してみましょう。

汚れなどの着色により慢性的に黄色くなる

人は毎日食事をするため、だんだん歯に食べたものの色素が付着していきます。その汚れを歯磨きで落とさないままにしたり磨き方が不十分な場合は、数か月~数年かけて徐々に汚れが蓄積していくためだんだん黄ばんだ色になってきます。

特にコーヒーや赤ワイン、お茶に入っている茶渋などは歯に着色しやすく黄ばみの大きな原因となってしまいます。毎日飲む人もいると思いますので、しっかりとした歯磨きを行うことが大切です。

歯を黄色くするコーヒー

食べ物や飲み物よりもひどい『タバコのヤニ』汚れ

また、タバコのヤニも歯を黄色くする原因のひとつです。もしあなたの周りにヘビースモーカーやそれなりの本数を吸う人がいたらさりげなく確認してみてください。特に前歯だけ格段に黄色いという人がいるかもしれません。これはタバコの煙を前歯付近から吸う癖があるためです。

吸う人は知っているでしょうが、タバコのヤニは結構強烈な着色効果があります。吸った後のフィルターは真っ黄色ですし、ティッシュに口を付けて煙を吐き出すと1回だけでも黄色くなることが確認できます。

このように食べ物やタバコによって歯の着色が進行し、年々黄色くなってくるのです。

歯の磨き過ぎでも黄色くなる

では毎日こまめに歯磨きをひたすらしていれば白い歯を維持できるか?というと答えはノーです。なぜならば、歯を磨きすぎることは着色以上の黄ばみをつくってしまう原因になってしまうからです。

歯磨きをする女性

歯は白さを保つ『エナメル質』という物質によってコーティングされているのですが、過度に歯を磨き過ぎることによりこのエナメル質が削れていくため、歯の中にある黄色い『象牙質』という部分が透けて見えます。

象牙質が透けて見えると汚れの黄色さよりもかなり黄色っぽく見えてしまうため、磨き過ぎには注意が必要です。エナメル質は再生させることができますが、復活するまでは非常に長い時間を要します。一度透けるほどまでに削れてしまうと元の状態に戻すのは難しくなるので、磨き過ぎることのないように注意しましょう。歯磨き粉には研磨成分が入っていますので、間違っても大量の歯磨き粉を付けて長時間歯を磨くようなことも止めてくださいね。

また、歯が削れると表面がでこぼこになるため傷の溝に汚れが入り込み、色素が付着しやすくなってしまうのです。これにより汚れて見える場合もあります。

口呼吸の癖により歯が黄色くなることも?

口呼吸をすると口の中を守ってくれるはずの唾液が渇いてしまうため、着色汚れなどにより歯が黄色くなることもあります。無意識に口が開きっぱなしになっていることはありませんか?

また、口呼吸は出っ歯の原因にもなりますので鼻呼吸への切り替えをして改善するように意識してみましょう。

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自力で歯を白くできる!とウワサの重曹やバナナの皮を使った歯磨き効果は?

おそらく自力でホワイトニングしたい人のほとんどがネットで情報を探すと思いますが、その中でも目にしたことのありそうな『重曹』や『バナナの皮』を使って歯を白くするという方法について解説していきます。

なぜ重曹やバナナの皮で歯を白くできるの?

重曹については歯磨き粉の代わりとして使い、バナナの皮は内側の部分をパックのように歯に10分ほど当てるというものです。

バナナの皮で歯磨き

まず結論から言うと、これらを使用して歯を磨いても歯自体が白くなるということではありません。あくまでも『歯の汚れをきれいに落とすことができる』というだけです。

重曹には研磨効果があるため頑固な汚れも削って落としやすいという利点があり、バナナの皮には『カリウム』という成分が汚れやステイン(着色成分)などを落としてくれるという効果があるため、厳密にはホワイトニングよりも汚れ落としの効果があるということになります。

しかも重曹で磨きすぎると傷がついてエナメル質が削れてしまいますし、バナナなどの果物には酸性の成分が入っていますので、これもまたエナメル質を溶かす要因となってしまいます。結果的に汚れが付きやすくなったり象牙質が透けて見えたりして、歯の黄ばみにつながりますのであまりおすすめはできません。

ひどい汚れが気になる場合は適度に使用しても良いと思いますが、常時それらを使って歯磨きをするのは止めた方が無難でしょう。

結局どうやったら歯を白くできるのか

芸能人のような白い歯を手に入れるには歯医者さんに行ってホワイトニングをしてもらうしか方法は無いと言っていいでしょう。

市販のホワイトニングや歯のパックは数えきれないほどの種類が販売されており、購入して使用すれば今よりは白くする効果はありますが、やはり本当に無垢な白にするにはそれなりの費用を掛けて歯医者さんでやってもらうしかないようです。

では自分で歯を白くするためにできることは皆無?

ありきたりなことを言えば、普段から歯磨きを適度に行い汚れを落とす程度しかありませんが、少しずつエナメル質の再生をさせることは可能です。その再生させる方法とは、『唾液』の力を使い、歯を『再石灰化』させるというものになります。

エナメル質の再石灰化とは?

虫歯菌や果物によって、食後は口の中が酸性になります。酸はエナメル質を溶かす性質があり、そうして歯が溶ける状態のことを『脱灰(だっかい)』といいます。

酸性が薄まれば口の中はアルカリ性に戻りますが、こうなるとエナメル質は再生を始め、この再生することを『再石灰化』と呼びます。要はこの再石灰化こそが歯を白くする方法になるのです。

唾液と再石灰化の関係

ではなぜ唾液によって再石灰化ができるのかと言うと、唾液のほとんどは水でできていますがわずか0.5%ほどの成分にはカリウム・ナトリウム・リン酸・カルシウムなどが含まれています。これらの成分は口の中をアルカリ性にすることができるため、唾液によって再石灰化が進みエナメル質の再生を助けます。

唾液を多く出し、効率的な再石灰化を促すためには

再石灰化に必要な唾液は無意識にしていると一定量しか出ません。そのためガムを噛むことにより唾液の分泌を促し、再石灰化の手助けをしてあげましょう。この時キシリトールガムを噛むと、虫歯菌の出す酸を抑えてくれますので一石二鳥です。

キシリトールガム

また、脱水状態では唾液も分泌されづらいため、常に水分補給もしておくことがポイントとなります。

それともう一つ大事なことは、間食をできるだけ控えるということです。食後口の中は酸性となり脱灰状態となりますが、30分~1時間程度経ったあたりから再石灰化を始めます。再石灰化はすぐにできるものではなく長い時間を掛けて行われますので、せっかくがんばって少しずつエナメル質を修復しているのにまた食べたら水の泡です。つまり再石灰化させる時間を与えてあげましょうということですね。

余談になりますがエナメル質には虫歯から歯を守る働きもあるため、再石灰化はホワイトニング効果だけではなく虫歯予防にもなります。

今回自分で歯を白くすることについて解説してきましたが、結果的には芸能人のような超真っ白い歯になるには歯医者さんでホワイトニングするしかありませんが、あえて自分で少しでもできることと言えば唾液の力によってエナメル質の再石灰化、つまり再生を助けてあげるということくらいでしょうか?正直これくらいしか根本的に白くする方法は無いようです。

しかし今より少しでも歯が白く見えるとあなたの印象は大きく変わります。清潔感のあるきれいな歯を目指し、唾液の力を借りてエナメル質を復活させてみましょう!

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