日焼け止めの『SPF』や『PA+』の意味を知らないまま使うと肌が痛むかも?

2017年、今年もとうとうゴールデンウィークの時期がやってきました。家族や友達と旅行に出かけたりゆっくり休んだりと、みなさん思い思いの連休を過ごすかと思います。

中には山や海のような屋外へレジャーに行く人もいらっしゃるでしょうが、そこで気を付けたいのが『日焼け』ですよね。5月の紫外線は強力で、少し外にいるだけでもあっという間に日焼けをしてしまいます。たとえ曇りで日差しを感じなくても紫外線は容赦なくあなたの肌を痛めつけますので、外に出る機会が多い人は特に注意が必要ですね。

日焼けする女性

そこで、日焼けをしたくない人はほとんどが日焼け止めクリームを購入して使用していると思いますが、そこにはある数字と記号が書かれていることをご存知でしょうか?

例として、『SPF40 PA+++』といったような表記です。パッケージに大きく書かれているものも多いため、よく購入して使用している人は見たことがあるかもしれませんね。

しかしただ単にメーカー名やデザインだけで選ぶ人も多いようで、この数値と記号を意識せずに使用している人もいると思います。実はこの表記、内容を知っておかないとあなたの肌を痛めることになってしまうかもしれません。

紫外線から肌を守るための日焼け止めなのになぜ!?と思うでしょうが、その理由について解説していきますので今後の日焼け止め購入の参考にしてください。

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SPF表示の意味は?

まずパッケージに大きく書かれていることの多い『SPF○○』という表記についてを覚えておきましょう。

SPF表記

これは簡単に言うと「何も塗らないで日焼けをするまでの時間を、塗ることにより(SPF)○○倍に延ばすことができる」ということを示した表記になります。
※ここでの日焼けの定義とは、肌に紅斑という赤い斑点ができることを指します。

例として『SPF30』という記載があったとしましょう。
これは、あなたの肌が日焼け止めを塗らない状態で紫外線に当たってから20分後に日焼けをするものとして、SPF30の日焼け止めを塗るとその時間が30倍になりますよ、という意味の表記です。直接の時間を示しているわけでないので注意してくださいね。

  • 塗らない状態…20分後から日焼けが始まる
  • SPF30の日焼け止めを塗る…600分後から日焼けが始まる

もともとの焼けるまでの時間(肌の強さ)には個人差がありますが、肌の炎症が起こるまでの時間を引き延ばすことができるということになります。通常はSPF20~50のものを多く見かけますね。

また、SPF表記は紫外線B波(UV-B)から肌を守る指数とされています。紫外線B波は皮膚の表面へダメージを与えて炎症を引き起こす原因、つまり日焼けそのものの原因となり、同時にシミやそばかすを発生させる原因にもなってしまいます。

SPFの数字が高ければ高いほど日焼けに対する防御力が高いと考えると良いでしょう。

PA+やPA++++という表示は何を意味する?

次に『PA+++』のような表記についてですが、こちらは紫外線A波(UV-B)から肌を守る強さを表す表記になります。

紫外線A波は肌の表面ではなく内部にダメージを与えるものです。そのため日焼けの原因にはなりにくい紫外線なのですが、結局は日差しによりシワやたるみ、他には弾力やハリの低下といった肌の老朽化を引き起こしてしまうため、A波からも肌を守る必要があります。

紫外線から顔を守る女性

PAの横に記載されている『+++』のようなプラスの表記は、その数が多ければ多いほどA波から肌を守る防御力が強いことを示しています。プラスの数は++++といったように4つが最大とされているため、4つのものがA波に対して最も強い効果があるということになります。

数値が高く+の数が多い物を使えばいいのでは?

ここまでの内容を見るとSPFの数値が高く、+の数が多いものを使えばいいのではないかと思うことでしょう。確かに紫外線に対する効果は高く日焼けするまでの時間も長くなるため、肌が黒くなることと皮膚内部へのダメージは軽減することができます。

しかしそれだけで日焼け止めを選んでしまうと、もしかして逆に肌を痛める原因になるかもしれません。

防御力が高いものは肌への負担が大きく、リスクが発生する

日焼け止め効果が高いものを塗り続けると、その成分により肌荒れなどを引き起こす原因になる場合もあります。

効果が高いということは、日焼け止めに含まれている紫外線吸収材や紫外線散乱剤もその分だけ多く含まれているため、肌に負担がかかるのです。

紫外線吸収剤や散乱剤でなぜ肌が痛むの?

成分の詳細については割愛しますが、吸収剤などはその名のとおり肌に紫外線が届く前に吸収する役割があります。しかし吸収する時に化学反応を起こすため、SPF50のように強い日焼け止めを使うと化学反応が強く、肌を痛めてしまうことになります。

紫外線散乱剤に含まれる成分にも光触媒作用によって化学反応が起こるため、少し肌への刺激となる場合もあるようです。

また、成分によってはガンのリスクが向上したりアレルギー反応も起こる場合もあるようなので、防御力が強ければいいという意識は捨てて適切なものを選ぶ必要があるのです。

どれくらいの数値の日焼け止めを選ぶと良いのか

日本皮膚科学会で公表している具体的な数値の目安としては以下のとおりです。

  • 日常生活…SPF5
  • 軽度な屋外での活動…SPF10
  • 炎天下での活動、海水浴など…SPF20
  • 海外のような熱帯地域での活動…SPF30以上

こうして見ると、そんなに強い数値でなくとも日本国内では十分であるということがわかりますね。

目安としてはSPF20程度で国内におけるほとんどの用途をカバーすることができます。PAのプラス表記については2つ(++)から3つ(+++)程度で十分です。

使用方法、塗り方を守って使おう!

さまざまな表記についてはお分かりいただけたと思いますが、塗り方を間違えてしまってはその表記どおりの能力を発揮することはできません。

薄すぎると効果は劇的に薄まってしまうようなので、過剰にベタつくほどでなければ多めに塗った方が良いですね。また、しっかり全体にムラなく伸ばすように心がけてみましょう。

日焼け止めのSPFとPAの表記についてご理解いただけたでしょうか。今後購入する時には少し肌へのダメージも意識して選んでみましょう!

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