コラーゲン摂取はシワや肌荒れに効果がない?真意に迫る実験結果とは

『コラーゲン』という言葉はほとんどの人が耳にしたことがあると思います。その詳細までは知らなくとも、巷では『シワが無くなる、肌に良い』という認識が強いのではないでしょうか?

よく居酒屋さんなどで提供されている鍋のメニューなどにもコラーゲンボールなるものが存在し、女性に人気のメニューとなっているケースも多いようです。他にモツ鍋などにも多く含まれているとして知られています。

コラーゲンを含んだモツ鍋

しかしここ数年、実はコラーゲンを外部から摂取しても美肌・シワとり効果がないという情報が蔓延したこともあり、医師や美容研究家の中でも意見が真っ二つに分かれているということをご存知でしょうか?

これではわざわざコラーゲンを含んだサプリや食べ物、もしくは飲み物を購入し、いくらコラーゲンを摂取したところで意味が無いとなればただのお金の無駄になってしまいます。効果があるのかないのか、いったいどちらが正しいのでしょうか。

さまざまな機関で研究や実験を行っておりその結果を掲載しているところもありましたので、その実験結果をもとに効果の有無について考察していきたいと思います。

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そもそもコラーゲンってどんなもの?

冒頭でも記述したように、みなさんはざっくり『美肌効果のあるもの』として認識をしているかと思いますが、どんな物質なのかまではわからない人がほとんどだと思います。まずその詳細はどのようなものなのかということを確認しておきましょう。

コラーゲンとはタンパク質に分類される物質で、人の体の中に存在しているものです。その中でも40%ほどが皮膚に存在しており、体内の約半分近くのコラーゲンが肌に関係のあるものと考えて良いでしょう。半分近くといってもコラーゲン=美肌というイメージが強かった人はもしかしたら割合が少なく感じるのかもしれませんね。

では残りはどこに存在しているのかというと、血管や骨、臓器など人体の各器官に存在しています。つまりコラーゲンは体のほとんどの器官に必要なものであり、肌をきれいに保つだけの役割ではないということになるのです。

どんな働きをしているのか

では実際にどんな役割を果たしているのか、どんな働きをして私たちの体の役に立っているのかということについてですが、意外に多くの仕事をしています。

まずは認知されているとおり美肌を保つことに役立っています。コラーゲンは基本的にゼラチン質のため、肌の内部に浸透し皮膚の表面に適度なハリや弾力を保ってくれる働きをしてくれるのです。ゼリーのような物質と考えればわかりやすいのではないでしょうか。

たるんだ皮膚やシワがあるところの内部からゼリーのコラーゲンで押し上げるようなイメージをしていただくと、皮膚のハリや弾力が増してシワやたるみが解消されるイメージができると思います。コラーゲンには実際こうして美肌を保つ働きがあるんですね。

コラーゲンで美肌を保つ女性

では皮膚に含まれるコラーゲン以外、つまり主に骨や血管に存在しているコラーゲンにはどんな働きがあるのでしょうか。

まず骨については骨そのものを生成する助けをしてくれる働きがあります。具体的にはコラーゲンに付着したカルシウムなどが骨を強固なものにし、いわゆる『丈夫な骨』を作るために役立っています。

また、関節の間にある軟骨のクッション性を高めてくれるため、手足など各関節の動きをスムーズにするためのサポートにも一役買っているのです。

血管についてはコラーゲンに血管そのものをつくる働きがあり、伸縮性や弾力の維持をするのに欠かせないものとなっており、他にも傷ついた血管の修復などにも貢献しています。

これだけではなく他にも私たちの体に必要となるさまざまな仕事をしてくれるため、コラーゲンは人間にとってとても重要なものであるということがおわかりいただけたと思います。

食べ物や飲み物から摂取してもシワや肌荒れを改善する効果はあるの?

まずサプリや食べ物など、つまり外部からコラーゲンを含んだものを摂取しシワや肌荒れに効果があるのか?ということについては意見が分かれていると記述しました。特にサプリなどは多くの企業から多数の種類が販売されているにもかかわらず、効果があるのかないのかどちらかわからないということもおかしな話ですよね。

コラーゲン配合サプリメント

科学で理論上わからないのであれば実際に検証してみよう!ということで、常盤薬品工業と大阪大学美容医療学寄附講座というところが共同研究を行った結果もありますので、参考に考察してみましょう。

効果がないという考え

まず効果がないという意見が出ていることもありますが、その理由について解説します。

『コラーゲンはアミノ酸からつくられるため、外部から取り入れたところで結局アミノ酸に分解され体の中にコラーゲンとして残らず、特に美肌効果をもたらすことはない』という考えから発信されたものです。

確かにコラーゲンとして肌に届かないのであれば意味がありませんし、実際にアミノ酸に分解されてしまうという事実がある以上は否定できない内容だと思います。

ではその真意を実際に検証した結果はどうなっているのでしょうか?

実験では『美肌やシワの減少に効果あり』との結果も

効果がないという意見の一方では、『コラーゲンがアミノ酸に分解されてしまうということは間違いないが完全に分解されるわけではなく、一部はアミノ酸が連結されたコラーゲンペプチドとなり残るため体に吸収され、美肌効果に貢献している』といった見解もあります。

コラーゲンペプチドとは

コラーゲンペプチドとは、コラーゲンよりも分子が細かくなった小さいものであり、加熱などによる変化が少なく体に吸収されやすい状態のものを指します。コラーゲンはアミノ酸やコラーゲンペプチドと構成はほぼ同じで、違いは分子の量です。コラーゲンペプチドは分子量が少なく小さいものとなるため吸収されやすい物質ということになります。

そして常盤薬品が行った実験ですが、

  • 対象者:20名
  • 期間:2ヶ月間
  • 方法:コラーゲンペプチド配合ドリンクを毎日就寝前に飲む

という条件のもと行われました。これにより実験終了後にシワが減少するのか、弾力が増すのかということを調査しています。結果は下記グラフのようになりました。

コラーゲンを作る基になるアミノ酸量が増加

血漿(けっしょう)中の ヒドロキシプロリン量変化グラフ

弾力増加及びシワ本数の減少

データ:常盤薬品工業株式会社 調べ

このように、コラーゲンを摂取することにより美肌効果があるという結果になっています。シワの本数などに至っては細かいものも含んでいるでしょうから、見た目で誰もがわかるほどの効果ではないかもしれませんが確実にシワが減っているのは事実です。

弾力の方もですが、信頼できる大手企業のしっかりとした数値データがありますので、コラーゲンを摂取することによる美肌効果はあると言って良い結果となっていますね。

結論

コラーゲンはアミノ酸に分解されるため吸収されにくいという事実はありますが、実際の実験データを元に考察すれば間違いなく弾力やシワの改善につながっているという結論になります。

それでもやはりまだ効果なしという見解も多数存在しますので、誰もが100%効果ありというわけではありません。同じような条件でコラーゲンを摂取しても同じ期間で同等の効果が必ず得られる保障もありませんので、そこだけは留意しておいてください。

シワや肌荒れが気になる人はコラーゲンを含んだサプリや飲料を試してみるのも一つの手ということですね。

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